奈良世界遺産(東大寺・興福寺・春日大社・・・)
奈良世界遺産
奈良の世界遺産(奈良世界遺産)には1998年(平成10年)に古都奈良の文化財として登録された東大寺・興福寺・唐招提寺・春日大社・薬師寺・元興寺・平城宮跡・春日山原始林、1993年(平成5年)に法隆寺地域の仏教建造物として登録された法隆寺・法起寺、2004年(平成16年)に紀伊山地の霊場と参詣道として登録された吉野山・吉野水分神社・金峯神社・金峯山寺・吉水神社・大峰山寺などがあります。
【奈良世界遺産 マップ・地図】
【奈良世界遺産 東大寺】
東大寺(とうだいじ)・金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)は728年(神亀5年)第45代・聖武天皇と光明皇后が早逝した皇太子・基皇子(もといのみこ)の菩提を追修する為、東大寺初代別当・良弁僧正(ろうべんそうじょう)ら9人の僧を住まわせた若草山の山房を起源とする金鍾寺(こんしゅじ・金鍾山寺)が起源と言われています。
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【奈良世界遺産 興福寺】
興福寺(こうふくじ)は669年(天智天皇8年)藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の妻・鏡大王(かがみのおおきみ)が夫・鎌足の病気平癒の祈願の為、鎌足発願の本尊・釈迦三尊像や四天王などを安置する山階寺(やましなでら)を山背国山階陶原に創建したのが起源と言われています。672年(天武天皇元年)の藤原京遷都とともに移り、710年(和銅3年)の平城京遷都とともに現在の場所に移りました。
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【奈良世界遺産 春日大社】
春日大社(かすがたいしゃ)は社伝によると約1,300年前に常陸国・鹿島神宮の武甕槌命(たけみかづちのみこと)を御蓋山(みかさやま)の山頂・浮雲峰(うきぐものみね)に勧請したのが起源と言われています。その後768年(神護景雲2年)左大臣・藤原永手(ふじわらのながて)が第48代・称徳天皇の勅命により、現在の場所に社殿を造営したと言われています。
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【奈良世界遺産 正倉院】
正倉院(しょうそういん)は当初東大寺(とうだいじ)の正倉(倉庫)として建立されました。正倉には各地から上納された米穀などの保管する倉庫という意味があるそうです。756年(天平勝宝8年)6月21日、光明皇后が夫で、聖武天皇の49日の忌日に天皇遺愛の品約650点や約60種の薬物を東大寺の大仏(廬舎那仏)に冥福を祈念して奉献しました。
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【奈良世界遺産 春日山原始林】
春日山原始林(かすがやまげんしりん)は奈良市の東側にある標高約498メートル・広さ約250ヘクタールの原始林です。春日山原始林は春日大社の神域・聖域とされ、古来から狩猟が禁止され、841年(承和8年)からは樹木の伐採も禁止されたそうです。春日山原始林には常緑広葉樹・蔓性植物・シダ植物など植物が分布しています。
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【奈良世界遺産 元興寺】
元興寺(がんごうじ)は588年(崇峻天皇元年)蘇我馬子(そがのうまこ)が甥で、第32代・崇峻天皇が即位した際、法興寺(ほうこうじ)を創建したのが起源と言われています。ちなみに法興寺は地名から飛鳥寺とも言われたそうです。710年(和銅3年)の平城京遷都後の718年(養老2年)に平城京に移され、名称も法興寺(飛鳥寺)から元興寺に改められました。
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【奈良世界遺産 薬師寺】
薬師寺(やくしじ)は680年(天武天皇9年)に第40代・天武天皇が皇后・鵜野讃良(うののさらら・持統天皇)の病気平癒を祈願する為に発願し、藤原京右京八条三坊に創建されました。710年(和銅3年)の平城京遷都後に現在の場所である西ノ京に移されたと言われています。
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【奈良世界遺産 唐招提寺】
唐招提寺(とうしょうだいじ)は759年(天平宝字3年)唐の渡来僧・鑑真和上(がんじんわじょう)が第40代・天武天皇の第7皇子・新田部親王(にいたべしんのう)の宅跡を朝廷から下賜され、戒律を学ぶ修行道場として創建したのが起源です。唐招提寺の名称には唐から来日した鑑真和上の為の寺という意味があるそうです。
奈良世界遺産・唐招提寺(アクセス・見どころ・・・)情報・唐招提寺見どころ
【奈良世界遺産 平城宮跡】
平城宮跡(へいじょうきゅうせき)は奈良時代に天皇の住居である内裏・政治や儀式の場である大極殿(だいごくでん)や朝堂院(ちょうどういん)・役人が執務を行う官衙(かんが)などがあった場所です。平城宮は平城京の北部にあり、東西長さ約1.3キロ・南北長さ約1キロです。
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【奈良世界遺産 法隆寺】
法隆寺(ほうりゅうじ)・斑鳩寺(いかるがでら)は第31代・用明天皇が自らの病気平癒を祈願する為に発願したが、実現しないまま崩御し、607年(推古天皇15年)第33代・推古天皇と用明天皇の皇子・聖徳太子(厩戸皇子)が用明天皇の遺志を継いで創建し、本尊・薬師如来を安置したのが起源と言われています。
奈良世界遺産・法隆寺(アクセス・見どころ・・・)情報・法隆寺見どころ(西院伽藍)・法隆寺見どころ(東院伽藍等)
【奈良世界遺産 法起寺】
法起寺(ほうきじ・ほっきじ)は606年(推古14年)第31代・用明天皇の皇子・聖徳太子(厩戸皇子)が法華経を講説した場所でした。622年(推古30年)2月22日、聖徳太子は薨去に臨み、長子・山背大兄王(やましろのおおえのおう)に岡本宮の宮殿を寺に改めることを遺命し、山背大兄王が寺に改めたのが起源と言われています。
奈良世界遺産・法起寺(アクセス・見どころ・・・)情報・法起寺見どころ
【奈良世界遺産 金峯山寺】
金峯山寺(きんぷせんじ)は起源が明確ではありません。金峯山寺は白鳳年間(7世紀後半)に大峰山寺(おおみねさんじ)とともに修験道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)が金峯山での修行中に感得した蔵王権現を自ら刻んで開祖したとも言われています。
金峯山寺(アクセス・見どころ・・・)情報
【奈良世界遺産 吉水神社】
吉水神社(よしみずじんじゃ)は元々金峯山寺(きんぷせんじ)の僧坊・吉水院(きっすいいん)でした。金峯山寺は白鳳年間(7世紀後半)に大峰山寺(おおみねさんじ)とともに修験道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)が金峯山での修行中に感得した蔵王権現を自ら刻んで開祖したとも言われています。
吉水神社(アクセス・見どころ・・・)情報
【奈良世界遺産 吉野水分神社】
吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)は起源が明確ではありません。吉野水分神社は当初吉野山の最奥部の青根ヶ峰に造営され、金峯山寺(きんぷせんじ)や大峰山寺(おおみねさんじ)の修験道の行場だったとも言われているが、806年(大同元年)頃に現在の場所に移されたと言われています。
吉野水分神社(アクセス・見どころ・・・)情報
【奈良世界遺産 金峯神社】
金峯神社(きんぷじんじゃ)は起源が明確ではありません。金峯神社は吉野山の地主神を祀っていたと言われています。金峯神社は「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)・927年(延長5年)編纂」によると式内社に列せられ、平安時代以前から祀られていたと言われています。
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【奈良世界遺産 吉野山】
吉野山(よしのやま)は奈良県の中央部を流れる吉野川(紀の川)南岸から大峰山脈に続く約8キロメートルの山稜です。吉野山は古くから桜の名所とされ、桜が多く植えられている場所は下千本(しもせんぼん)・中千本(なかせんぼん)・上千本(かみせんぼん)・奥千本(おくせんぼん)と言われています。
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【奈良世界遺産 大峰山寺・大峯山寺】
大峰山寺(おおみねさんじ)は起源が明確ではありません。大峰山寺は白鳳年間(7世紀後半)に金峯山寺(きんぷせんじ)とともに修験道の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)が金峯山での修行中に感得した蔵王権現を自ら刻んで開祖したとも言われています。
大峰山寺(アクセス・見どころ・・・)情報
【奈良世界遺産 玉置神社】
玉置神社(たまきじんじゃ)は起源が明確ではありません。玉置神社は社伝によると紀元前37年(崇神天皇61年)に王城火防鎮護・悪魔退散の為、熊野本宮(和歌山田辺市)とともに造営したと言われています。玉置神社は古来から十津川郷の鎮守だったそうです。
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